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公益事業(太閤背割下水・水再生利用学・副読本)

大阪市の太閤(背割)下水は、豊臣時代の大阪城築城のまちづくりの中で原型が造られたといわれており、改良を経て総延長約20kmが現在も下水道施設として使われています。
このうち7kmが大阪市指定文化財に指定され、平成18年には、地上から見学できる施設が整備され、この運営、管理を当センターが実施しています。

この施設は過去メディアに何度も取り上げられており、これを視聴された方々が見学に来られます。

  • 2016年11月 ブラタモリ(NHK)
  • 2020年7月  お家で学ぼう!E~COと教えて!センセイ(テレビ大阪) など

R4年度の実績:大阪市建設局からの受託業務

「水再生利用学-持続可能社会を支える水マネジメント」の発刊
水のノーベル賞とも言われる “ストックホルム水賞” 受賞者であるカリフォルニア大学浅野孝名誉教授らの執筆による「WATER REUSE :Issues,Technologies,and,Applications」の日本語版「水再生利用学―持続可能社会を支える水マネジメント」を技報堂出版より刊行いたしました。
本書は「水再生利用」の知見を集大成した世界で唯一の専門図書で、現在、世界各国で翻訳の企画が進行中です。
2008年3月末の財団法人大阪府下水道技術センターの解散に伴う事業承継に当たって,その剰余金の一部を公益事業として活用するため、本原書の翻訳出版することを当時の大阪府下水道技術センターと共同で企画しました。
翻訳にあたっては、浅野名誉教授を始め、水道技術研究センター 大垣眞一郎理事長(当時は東京大学教授)、京都大学田中宏明教授らの協力を得て、当センター内に翻訳のための監訳委員会を設置し、日本国を代表する翻訳チームの支援を得て刊行に至りました。
ぜひ多くの関係者に活用していただけますようお願いいたします。

  技報堂出版株式会社(TEL:03-5217-0881 FAX:03-5217-0886)
  技報堂出版ホームページ:https://gihodobooks.sslserve.jp/
  本体価格:28,000円(税抜)

下水道は、市民が安全かつ快適に暮らすため、または、親しまれる水環境や循環型社会の実現になくてはならない重要なものです。
そこで、水環境課題の重要性からも下水道を授業でとりあげていただくため、大阪市小学校教育研究会の協力を得て、下水道副読本を作成しました。
下水道は、小学3年生及び4年生の社会科において、廃棄物処理の中で下水道を教えることから、市内の小学生および教員の方々に広く活用いただければと思います。